●子だぬきと少年のほんわか友情物語!
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動く紙芝居「少年と子だぬき」 | ![]() |
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☆あらすじ☆ まんまるい目のたぬきの子は、毎日崖のはしから下の道を見るのが大好き。 人間の子供たちが歌を歌いながら通る様子や、道を走っている自転車やスクーター をながめては、大喜びです。 ある日のこと、子だぬきはお母さんだぬきに下の道に行きたいと熱心にたのみます。 お母さんだぬきはとっても心配しましたが、あんまり熱心に子だぬきがたのむもの ですから、萩の花とすすきの穂で、人間の女の子の姿にかえて送り出すことにしま した。 小さな女の子になった子だぬきに、お母さんは言いました。「夕方、寒くならない うちに帰っておいで。くしゃみをすると元の姿に戻ってしまうからね。」 女の子は大喜びで、飛ぶように山の道をおりて行きます。 そしていつも見ている橋の所につくと、自転車に乗って来る男の子に出会ったのです。 |
◎この作品は昭和三十五年度厚生大臣賞受賞作品となっており、数ある紙芝居の中でも 心温まる作品のひとつです。 何気ないお話の中に、子だぬきの素朴な可愛らしさや、少年と子だぬきの交流を通し て、子供たちの心の自由さ、しなやかさ、そして温かさを感じる事ができます。 作者は、大学進学準備中に失明されましたが、この作品に流れている心の美しさは、 それ故にいっそう尊いものに思われます。 また、紙芝居の形をとりながら、人形劇の手法を取り入れる事によって、子だぬきや 少年達が、観ている子供たちと身近になり、生き生きと語りかけてくるような作品と なっています。 |
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